世界でも指折りのオピネル・コレクター、フランソワ・モレルのコレクションをここに紹介させていただきます。
彼自身による紹介を下にしていただきます。
(シャトー・ミックマックの容量の制約上、残念ながら写真の画質を落としてあります。悲しいことに、当館はウサギ小屋なのです)




金箔オピネル:
金箔細工を生業とする、私の従姉妹による金箔オピネルのプロトタイプです。自由の女神の持っているたいまつの炎や、アンヴァリッドのドームのように、金箔が施してあります。オピネル社に販売してはどうですか?と提案してありますが、今のところ返事がありません。必要とあらば、もちろん従姉妹はこれを改良するつもりですが。



オピネル社製 剃刀 (ジャック・オピネル氏によれば、おおよそ50年前のものだろうとか):
私の家からさほど遠くないところでおこなわれたガレージセールにて、幸運にも安価で手に入れたものです。




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去年(2003年)作った、私のカスタム作品です。もとはクルミ柄のオピネルだったものです。
春のフランスでとれる、モリーユという、とてもおいしいキノコに似せて作ったものです。
このキノコ、日本でもとれるでしょうか?
(日本名はアミガサタケ、というらしいですが、実際のところどうなんでしょう:おひねる)




オピネル/サン・ジャン・ド・モーリエンヌ:
サン・ジャン・ド・モーリエンヌのロゴが入ったオピネルです。この町こそは、ジョゼフ・オピネル氏がオピネルを作り始めたところです。



C. リヴィエール氏によるオピネル:
C.Riviere 氏に依頼して作ってもらったものです。彼は柄に樹脂を使うナイフ製作をしており、宝石や、珍しい石、さらには動物の爪や歯をはめ込んだりもします。



クロワ・ド・サヴォワのオピネル:
およそ45年ほども前に、サン・ジャン・ド・モーリエンヌで作られた、クロワ・ド・サヴォワのロゴをつけたオピネルです。



ファンフエのオピネル :

275しか作られなかった、限定品のひとつ。漫画のキャラクターである、ファンフエ親爺がモチーフです。私はこれを手に入れるのに、かなりの苦労をしましたが、どうしても補ぢかったのです。私はマルセイユに住んでいますが、この漫画の出版社がオート・サヴォワにありますので、そこまで出かけていきました。
サヴォワ地方の古い方言で、ファンフエというのは、フランソワを意味するのです。







宝石オピネル :
閉じて40mm、開いて67mm。白金で覆われたオピネルです。宝飾家のM.ベロンと、オピネル社によって作られたシリーズのひとつです。





聖ヨハネ(サン・ジャン)の指 :
聖ヨハネの指を模した柄です。サン・ジャン・ド・モーリエンヌの守護神です。そしてこのマークが、オピネル社の紋章ともなりました。





1945 記念13号オピネル:
最大モデル、13号の刃に、レーザーで連合軍による、ノルマンディー上陸作戦記念を描いてあります。(おひねるも8号のは英語、仏語モデルを持ってます)




シャンベリー オピネル:
シャンベリー市の紋様をつけた様々なオピネルです。現在この町にオピネルの工場があります。
色々な町で、そこの紋様をつけたオピネルがあり、私もいくつか持っていますが、すべて写真で紹介すると、大変な量になります。




ワールドカップ記念モデル :
フランス国旗に使われる青、白、赤と、普通のブナの柄のオピネル8号と、4号キーホルダーが3種類あります。


フーリガンがこれを「武器」として使用することをおそれたFIFAは、一時すべての販売を差し止めたのですが、その決定は遅すぎ、こうして売られてしまいました。
(少なくともサッカー会場では売っていなかったようです:おひねる)




凍える女:
R. ポンダヴェンの彫刻による「凍える女」
この作家の特集が、「ナイフへの情熱」という専門誌に載った時、この作品が表紙を飾ってました。
(おひねるもこの雑誌に「東京ブレードショウ」の模様をルポして掲載してもらったことがあります)




黒いロゴのステンレスモデル :
珍しいものです。普通、ステンレスモデルは赤いロゴをつけてますから。
どういうわけか、これは黒です。





クルティのダマスカスモデル :
アルプスの山の伝説シリーズのひとつ、柘植の柄を持ったものですが、有名なナイフ屋・クルティが、ダマスカスの刃をつけたものをカスタムとして出していました。


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