第三回カスタムオピネルコンクール
in
 東京ブレードショー

2002年 10月26,27日

本数はさほどでもないのですが、
今回も様々な方達に参加していただきました。

様式のアイデアも増えつつあるようです。






松戸市の 菅井 氏の作品
「Bic (No.2)」

すでに製造中止となったBICのボールペンを切り、No.2のボルスターから上の部分を継ぎ足してあります。
オピネルの美貌の姫がイチオシの傑作。






川崎市の住人・小兵衛さんの作品
「アホウドリ」

特に改造してあるというわけではありません。
丸く削って、マユグロアホウドリという種類の
鳥を描いただけのものです。
しかし、これもまた見事な一品。
絵心のある人はこういうやり方もあるのですね。
選考者達に評価の高かった作品です。





相模原市の松浦茂海さんの作品はスナフキン(?)と犬です。

なんともほほえましいナイフであります。オピネルならではという気がします。

作者は作ったものを人にあげてしまうこともあるそうですが、
喜んでもらえると、つくりがいがありますよね。












札幌市の Misty さんの作品

「道」

彼女の出品はこれで二度目となりますが、前回同様、女性らしいモチーフといえるでしょう。
赤ん坊を抱いた聖母のイメージでしょうか?

つくりは丁寧さを増し、曲線が綺麗です。







サトミさんは、自らの名前を彫った判子を作りました。
これもまた、すばらしい。

宅急便が届いたら、まずは判を押し、ナイフで荷を解くというアイデアでしょう。恐れ入りました。


朱肉も台座もついています


これがサトミさんだそうです。







おひねる の作品

「童女・美千代 (昭和15年)」

ワタクシ・おひねるが心よりお慕いする
清水の女傑・美千代様の
少女時代を題材とした作品。
一世一代の傑作と自負いたします。

類い希な美貌を持ったモデルと、
カスタムオピネルの巨匠との出会いが、
日本のナイフ界に
21世紀の曙光をもたらしたのです。

モミジのような手には、しっかりとオピネルが握られております












優 勝 作 品

今回は Misty さんの「道」に決定いたしました。

審査員の票は、小兵衛さんや菅井さんの作品にも割れておりましたが、
彫りの丁寧さと、全体の形の美しさが決め手となりました。

正統派の彫像もよいものであります。
次回もまたこの路線で頑張っていただきたいものです。







2002年10月 東京ブレードショー







タヒチからわざわざ来てくれた、
ジルベールとジョアンナ
夫妻

オピネルブースを
お手伝いいただいたROYさん




TBSの主催者は短刀を数本出展





三人の子連れでご来店くださった謎の美女




また、渋谷でお会いしましょう。